「ホモフィリア」という性癖

「セクシュアル.マイノリティ」というと、一般的にはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーを指すものであり、それらをまとめて「LGBT」と略される。

さらに、インターセックスとクエスチョニングを加えて「LGBTIQ」と呼ばれることもある。

しかし、広義の意味においてはスカトロ、SM、ペドフィリアなどといった、いわゆる世間では「ヘンタイ」と見なされている性的嗜好も含まれるだろう。

同性愛も、いまだに「ヘンタイ」という誤解が幅を利かせているのが現状だけれど、精神医学において同性愛は「いかなる治療の対象にもなりえない、健全な性的指向」と規定づけられており、“性的嗜好”とは区別されている。

具体的に言うと、アメリカ精神医学会が定めた『精神障害の診断と統計の手引き(DMS-W)』の中では、「性嗜好障害」として“フェティシズム”、“露出症”、“窃視症”、“小児性愛”、“サディズム.マゾヒズム”が規定されているが、そこに“同性愛”は含まれていないのである。

もっとも、「性嗜好障害」として挙げられている各種の性癖も、社会生活に支障を来たさないていどであれば、素人がむやみに「病気」と決め付けることは避けなければならない。

しかし、それでも「指向」と「嗜好」を区別する必要はある。

たとえば、同性愛者の社会的権利を訴える活動(ゲイリブ)に対するバックラッシュとして、「同性愛を肯定するなら、その他の“ヘンタイ性癖”をもなしくずしに肯定しなければならなくなるというものがある。

 

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